セミナー「LTEは何を変えるのか」行ってきました。

ちょっと時間が空いてしまいましたがWirelessWire Newsさん主催のセミナー「LTEは何を変えるのか」に行ってきましたので、その感想など。スピーカーが3人居たんですが丸ごとサックリ行っちゃいます。

3人目のスピーカー、NTTドコモの栄藤さんの言葉が一番刺さったなー。「LTEで本質的に変わるのは通信のキャパシティだ」と。ピークスピードは後1〜2世代くらいしか上がらないんじゃなかろうかと。その辺の事は以前あったインタビュー記事からブレていないようなので、記事を参考にされると良いかと。個人的にはこの意見に同意していて、通信できるデータ量の増加の方が利用するサービスの幅を広げるんだろうなと。もちろんクラウド上にあるサービスをね。

これは個人的な予測だけれども、パーソナルなデータがクラウド上に乗っかることによって、その場に応じた色んなデバイスを使うようになるんだろうと思う。もちろんそのデバイスには3G/LTEのモデムが内蔵されていて。最近、PocketWiFiとか流行っているけれど、接続だったりバッテリーの管理だったりが面倒くさいので、各デバイスが直接インターネットに接続できた方が個人的には理想的だと思う。これはオペレーター(通信キャリア)とも思惑が合うだろうから後は通信規格的なごにょごにょと料金プランがクリアになれば行けるんじゃないかなぁ。

とまあ枝葉的な部分も書いたけれど、一つのデバイスにとらわれなくなるって言う大きな変化はもうすぐ来ると思う。パーソナルに持つ機器がケータイ(スマートフォン)だけじゃなくなるじゃなかろうか。

で、ネットワークインフラとしてのケータイ・無線通信というのはより精度が求められるようになっていくんだけど、表にあって利用するサービスというのが、ネットワークの種類や端末に依存しない形になると思う。つまり、ネットワークインフラの土管化。オペレーターは嫌がりそうですなぁ。

そんな訳で、オペレーターの在り方すら変えてしまうのがLTEなんじゃ無かろうかと思う次第。しかし、それでもやらねばならぬオペレーターさんは大変だなぁと思っていたりする。