ソフトバンクのTD-LTE展開

ネット上の複数箇所で「高度化XGPはTD-LTE」と裏が取れたっぽいので書いてみる。まあ順当に考えればそうだよね的な。

1.5GHz帯のDC-HSPA/HSPA+展開がやたら早い。

ソフトバンクモバイル(以下SBM)は2010年の4月くらいに「DC-HSPA/HSPA+やりまっせー」と言い出していたのだけれど、2011年6月末の時点で75%の人口カバー率らしい。2010年の秋冬モデル発表の際には2011年3月時点で12%、6月末の時点で60%の予定だったのが。2010年の3月末で停波したPDC用の基地局跡地をうまーく利用したとはいえ、これだけの展開に1年ちょい。早いなーというのが個人的な印象。傘下に収めたウィルコムが16万ロケーション運用していたのは伊達じゃない! って感じで。

TD-LTEの展開も期待している。

なのでTD-LTEの展開も早いんじゃないかなと。既存の基地局に併設できるところから置いていくのなら早く展開できるでしょう(既存のロケーションでごにょごにょやる作業の早さは上記のお話で実証済み)。ウィルコムPHS用の局なんて、ITX化されてればバックホールは光だし。すでに装置納入の話もあるようなので、今年中にスタートというのは結構行けるんじゃない?

問題は端末?

基地局ができても端末側が対応してくれないと意味がない。きっとデータカードとかモバイルWiFIルータとかは用意するんだろうけど、一番2GHz帯のトラフィックを逃がしたいのはiPhoneだろうからね。今秋発売されるという新型iPhoneが(TD-)LTEに対応してくれれば問題はないだろうけど。1.5GHz帯のDC-HSPA/HSPA+&イーモバMVNO&TD-LTE対応のモバイルWiFiルーターとか出そうだなぁ、とか予測はしておく。