HYBRID W-ZERO3の是非

Willcom
在庫がなくなりつつある「HYBRID W-ZERO3」

こうした状況を受け、メーカーのシャープとは「販売継続へ向けて今後の納入予定やロット数などについて協議を重ねている」(広報部)が、難航しているようだ。おそらくウィルコム会社更生法の下で経営再建中であるという事情が影響しているのだろう。オンラインショップ「ウィルコムストア」では、4月中旬に若干数の入荷があることが予告されているが、詳細は未定としている。

と言うワケで、3GにGSMなど要素をてんこ盛りしたWindows phone端末、HYBRID W-ZERO3の販売継続が危ぶまれている。WILLCOM自体の置かれている状況もあるだろうが、端末自体のコストが高くつくこと・その割には安売りしていることがシャープにブレーキを掛けさせているのではないだろうか。

個人的に思う事だが、HYBRID W-ZERO3は要素を詰め込み過ぎてはいなかったか。WILLCOMの身の丈に合っていたか? 本当に3G通信は必要だったんだろうか? 専用SIMスロットとW-SIMの二つが必要なGSM通信は実現するに値するものだったのだろうか? 個人的には非常に疑問がある。もっとシンプルにPHSだけで完結させていた方がよかったのではないか。売る対象がそもそもマスではないのだから。

ここで個人的に以下の提案を行いたい。

  • HYBRID W-ZERO3から3GおよびGSM関連の通信機能を取っ払い、新機種として発売する。

業界外の人間なので詳細はわからないが、全てを新規に開発するよりはコストが掛からずに発売できるハズである。後はダイアルアップの高速化した最新版WindowsMobileと高速化した黒耳無線LANがあれば十分だと考える。てゆーか、失う物無いんじゃないの? 私自身がシンプルさを信条にしているから余計にそう思うのかもしれないけれど。

基本的なフォームファクタを間違えてはいない機種なので、無駄をそぎ落としてコストを下げれば良いものになるんじゃないかと期待。あ、普通の新定額プランでお願いします〜♪