3G(W-CDMA)と(TD-)LTEの共用基地局ってできたっけ?

青葉

以下、個人的な思いつきにつき、ご注意。

WCPが高度化XGPと称してTD-LTEを展開するとする。そうするとTD-LTEと共用のW-CDMA(HSDPA)基地局を設置できるんじゃなかろうか? もちろん基地局はWCPが持つWillcomのロケーションにも配置する。

今まで古ーい基地局を使い続けてきたSBMさんも、これなら新しい基地局を置けるんじゃなかろうか? とか個人的に個人的に考えてみたりした。かなり素人の思いつきなので、突っ込みなどありましたらお待ちしております。

社会インフラ預かるって大変だよねぇ。

青空

震災後の原子力発電所の問題を見たり、友人と話をしていて通信キャリアの話を語られたり、いやホント人様のインフラを預かることって大変だよなぁと思うのです。元ITインフラエンジニアだから想像しやすいというのもあるかもしれないけど。

原子力発電の問題。

これだけの問題となったこともあるけど、そもそも「まだ扱えていない技術」なんだよね。簡単に停止すらできないワケなのだし。なので現時点では止めるべきと思うけど、じゃあその代替え発電技術はなんなのさと。

個人的な主張としては反原発です。ただ、原発をどう止めるのか。まあ「止める」と言い切ってから考える手法もある訳ですが、そんなことが今の政治屋さんにできるのかなぁと思う次第。

通信キャリアについて。

目立たない努力でインフラ維持してるんだよね。増えるトラフィックに対応するのもそう簡単な話ではないし。ユーザー的には通信手段はなんでもよく、通信できればいいので。

スマートフォンが増えていて(トラフィックが増える)、産業構造も変化する中でどう立ち振る舞うのか。単なる土管屋になってしまうのか。単なる土管屋になったらグレませんかねぇ。俺ならグレちゃうけどなぁ。だってつらいじゃないっすかぁぁぁ(前職思い出した)。

求められること、求めること

求められる消費電力の削減と、求める新しいデバイス、通信。それによって、僕らの生活模様は大きく変わっていくんでしょうなと思いつつ。柔軟に変化を受け入れることもリスクヘッジの一つだよなぁと考えてみたりする。

スマートフォン普及によるトラフィック急増をどのように乗り切るか?

カンファレンス

ワイヤレスジャパンの最終日に行われた「LTE/4G移動通信技術フォーラム」も参加することができたので、個人的なレポートとしてまとめます。まともな記事を読みたい方はケータイWatchさんの記事を見た方が良いと思うよ?

全体的には「スマートフォン普及によるトラフィック急増をどのように乗り切るか」というのが直近の大きな話題。ドコモはLTELTE-Advanced)への移行で、KDDILTEへの移行や(UQの)WiMAX、そして固定網を含めた自社ネットワークをフル活用して乗り切る方向のよう。

ドコモのLTE展開

ドコモのLTEは既存(3Gで使われている)周波数帯を利用して導入されている。既存3Gを一部止めて、一部をLTEへ置き換えていく形になる。対して海外のキャリアは新規に周波数を獲得して、そこにLTEを導入する予定。ドコモとしては既存周波数でのLTE導入を各キャリアへ働きかけているという。端末調達が楽になるよう、同じ周波数を使って欲しいということなのだ。しかし、既存3Gでネットワークが逼迫しているとしたら、3Gの一部を止める必要性のあるドコモの手法は海外キャリアでは実行しにくいのではないかと個人的には考える。
笑ったのが「古いサービスを止める為には、古いサービスの進化を止めること」というお話。確かにその通りなのだが、それを実行できるキャリアがどれだけあることか(ネットワークインフラの整備には膨大な費用が掛かる)。実行できているドコモの資産力はどこから来ているのか、少し気になった。

KDDIのマルチネットワーク利用

KDDIはモバイルから固定網まで一社で手がけているのをフル活用するつもりのようだが、今まで各インフラ網の横の連携ができていたかどうか疑問が残る。が、同社の掲げる3M戦略(マルチユース・マルチネットワーク・マルチデバイスの略)は最適なネットワークで、好きなデバイスで様々なサービスにアクセスできるとしたものだ。これをチャンスとして是非やり遂げて頂きたい。せっかく手持ちのカードが多いのだから。

WiMAXの今後

まともに普及しているのが日本だけとも言える(子会社UQの)WiMAXを今後どうするつもりなのか。確かに管理がデバイス(端末)単位で行えることは今後のM2Mの普及においては有利であろうが、展開する国が少ないことには部材調達が価格面で不利だ。株主でありWiMAXの盟主でもあるIntelの意向が大きく働いていることは想像に難くないが、それが一国のモバイルインフラに大きな影響を与えるのは如何なものだろうか。

ソフトバンクモバイルの位置づけって本当は重要じゃない?

そういえば主要3キャリアの内、カンファレンスに参加していなかったソフトバンクモバイル。きっと700/900MHz帯もらったら3G(HSPA)運用して、混雑地帯のオフロードにWCPのXGP2(ってかTD-LTE)使うんでしょうと勝手に予測。ホント、投資効率良さそうだなぁ。ソフトバンクモバイルって。

結びに

最近の都心部ではドコモですらパケット通信の規制が掛かるという。様々なところで「3Gでは遅かれ速かれトラフィックが捌ききれなくなる」言われるが、その限界は(都心部に限れば)かなり近いのではないか? 各キャリアの迅速な対応を期待したい。Wi-Fiへのオフロードも良いのだが、Wi-Fi基地局が近くに多過ぎて通信できないという、元も子もない状況も一部で見られ初めているので。

モノ作りって、難しいよね。

ハチさん
日本よ、スマートフォンをなめていないか?繰り返す。日本よ、スマートフォンをなめていないか?が話題になっているようなので、自分なりに思ったことを書いてみる。国産Androidはどうなのよ的なお話(特にau)。@karafune さんに対する反論というより、自分だったらどう見るかというのをつらつらと。

まずはガラスマご用意しました

auの夏モデル発表は戦略的かつ誠実なものであったと思う。

おサイフケータイ」「ワンセグ」「赤外線」と揃った所謂「ガラスマ」をきっちり用意して来たことには意味がある。docomoSBMと違う選択肢が用意できたという戦略的な部分で。僕のように「おサイフケータイワンセグ・赤外線、なくてもそんなに困りませーん。グローバルモデルかもーん!」って言う人も居れば、「無いと困る! ガラスマじゃなきゃ!」って人も居る訳なので、ガラスマな人に合わせたモデルを先行して用意したと考えればいい。

じゃあそれ以外のグローバルモデルかもーん! な人へはと言うと、ちゃんと夏モデルの発表会で「秋まで待って」と発言されている訳で。「ちゃんと準備はしていますが夏モデルには間に合いませんでした」とユーザーに伝えてる。これが夏モデルに準備が間に合わなかった中でできる、目一杯誠実な対応でしょう。これは経営レベルの判断として、社長の田中さんだからできたことかなと個人的には見ている。下手すればお客さん逃がしちゃう訳だから一社員には簡単にはできないよね。

プロダクトとして大事なこと

ケータイ・スマートフォンを一つのプロダクトとして見れば、一番大事なのは「ユーザーの生活が豊かになったか」だと思うのだよね。24時間365日絶えず手元にあるものだから、これが何より大事。その枝葉として細かいスペックがあったり、個人的に欲しい機能が満たされているかだったりというものがある。僕が言う「手に収まる感触」ってのもこの枝葉。人によっては「中に可愛いキャラクターがいること」かもしれない。それを使うことで生活が豊かになるかどうかは人それぞれ。故にモノ作りは難しい。

WILLCOMHONEY BEEシリーズは作り手側が使われているのを想像してよく作られているなぁと感じてる。スペックよりも感性に訴える、スペックよりも「どう使われるか」をよく考えたプロダクトにして行かないと、日本国内メーカーは厳しいでしょうなと思う。安く大量に作るのはグローバルメーカーの十八番だからねぇ。

個人的にはどうなのかというと

実のところINFOBAR A01も結局見送りかなぁと。秋に出るという+WiMAXなモデル待ちで(お安く高速にテザリングができそうだから)。コンパクトなモデルが出てくれると嬉しいなぁ。

…実は昔auユーザーだったのに、INFOBARは1も2もスルーしていたりする。あの頃はソニエリ信者だったのよね…(ケータイに関しては)。

ちなみに昔々はSONY CLIEを買ったは良いけど気に入らずにソッコーで売り飛ばすって、してたなぁ。国内メーカーのモノ作りがイマイチなのは今も昔も変わらんのかい?

総合サービス企業への変貌という妄想

通路

現在開催されているワイヤレスジャパンにて「KDDIのコンテンツビジネス戦略〜Smart Phoneでのビジネス拡大に向けて〜」というカンファレンスを受講できた。

概要はケータイWatchさんの記事などを見て頂ければ。

個人的に気になったのは昨日サービスインしたau損保についての言及。このサービスは「コンテンツ・アプリを購入する感覚で加入してもらう」というのが狙いであるという。また教育・医療分野への進出も検討しているようだ。これはあくまで個人的な予測だが、総合サービス企業への変貌も視野に入っているのではないかと思う。実際のサービスを行うのは専門の提携先企業としても、人々になじみ深くなったケータイキャリアが窓口として機能するのは悪くない話だ。

従来のケータイからスマートフォンへの移行が進んでおり、そのペースは予想を上回る状態だと言う。スマートフォン用のOSとして利用されているAndroidスマートフォン以外の様々な端末(タブレットSTB・家電等)にも入って行くだろう。それらの端末は従来のケータイよりもUIの自由度が高く、また様々な情報の扱いに長けている。これをサービスへの入り口として使わない手は無いだろう。

今までのケータイでは思いもよらなかったようなようなサービスが、手のひらで簡単に購入できる一つのコンテンツとして提供されて行くようになる、かもしれない。

INFOBAR A01を触って来た。

INFOBAR A01

今日はワイヤレスジャパンを見に行きまして、そのKDDIブースの中でINFOBAR A01を触ることができました。サイズ的にはiPhone 3GSをちょっと薄くした感じ。ディスプレイはちょっと大きいけど。

auの他のモデルとか、docomoの他のモデルとかも触りましたが、これが一番手にしっくり来ました。手に収まる感触が一番「イイーネッ!」っと思いましたよ。ディスプレイも片手で持って親指が無理せずだいたい届く。

話題のiida UIも縦スクロールを基本にしていて、下手に弄らなければ馬鹿でも使えそう。で、カスタマイズもできるんで、なかなかよく練られているなぁと。

バッテリーの容量が少ないので電池が持たないかもしれないけれど、そこは予備のバッテリーを持ったり、ACアダプタを持ち歩いて充電できるようにすればいい。逆に、持ちやすさ、手に収まる感触の改善はなかなか難しい(小さいものは持ちやすい大きさにできるけど、大きくて持ちにくいものはどうしようもない)。

デザイン良し、持ちやすさ良し、使い勝手も良し、と三拍子揃っていて、夏モデルの中で一番気に入ったモデルになりそうです。

docomoとauの2011夏モデルに思う。

初夏の装い

docomoは安定してダサイ。つか似たようなモデルをそろえてドヤ顔されてもね。海外メーカーを加えても変化無くダサイってのも、それはそれで凄いよなぁ。発表会も社長の存在感が弱かったような。しっかし、ホントお役所的デザインセンスの無さは未だ健在。ホント、金太郎飴トヨタを思い起こさせるラインナップでドコモ解約しようかと思った。自前で色々なことをやろうとしているのも、引っかかる。体力あるからできるんだろうけど、どこまでも自前主義ってどうなんだろうねと…

auはモデルごとに個性がハッキリしていて、発表会も社長が自分の言葉を使って話していた印象。「海外メーカー端末は秋まで待って」って言っちゃうしw 全体的に、会社として、一つの方向へ進んでいるんだなぁという印象。去年あたりまでは迷走してる感じだったからね。社長が田中さんに変わっていい方向へ進んでるんじゃなかろうか。色んな会社と提携してサービスしようってのが、今時らしいしね。

個人的に思ったのが「大柄な端末が多いなぁ」と言うところ。IS11SHみたいな、小柄な端末がもっと増えて欲しいなぁと思う。山椒は小粒でもぴりりと辛い、って思えるような端末も揃うと、端末バリエーションが増えたよねと思えるので。

一昔前だと「似たような折り畳みの端末ばかりで何を選んでいいかわからない…」ってな状況にあったので、また「似たようなスマートフォンばかりで何を選んで良いかわからない」ってなことにならないよう、各キャリアさんには頑張ってもらいたいものです。